時は中世、ヴェネツィアの貴族の家に生まれた彼は、生まれたその時から、血色の右目を持っていた。
 両親は異常な右目を恐れ、幼少の頃から人前でソレを晒す事を固く禁じた。外出する時は勿論、家の中でさえも右目は包帯で覆われていた。しかしどんなに隠しても、噂というのは恐ろしい物で、何人かの者には右目の色が知れていた。
 外に出て、その何人かとすれ違う度、彼はいつも蔑まれた。
『見て、あの子』
『右目が血の色をしてるんですってね』
『悪魔か死の申し子じゃないかって話……』
 そう囁かれる度、胸がキツく締め上げられるような気がした。
 しかし、そんな噂も時と共に風化し、成人した頃には皆例の噂などすっかり忘れてしまった。同じ貴族の間でも、彼は何らかの理由で失明したのだろうと思われていた。
 そんな中で、年に一度の仮面舞踏会はその場にいる全員が仮面で顔を隠している為、より馴染む事ができて楽しかった。仮面の裏の細い穴からなら、右目を開いていても色は見えない。彼にとって、仮面舞踏会は普段の息苦しさを忘れる事のできる唯一の場所だった。
 そして彼は、その場で彼女と出会った。
 彼女、レリスはイギリスの貴族だった。
 14世紀のその年、イギリスでは百年戦争の為貴族は没落し始め、又ペストの大流行が進んだ為、彼女はわざわざ海を越えて、このヴェネツィアに逃げてきたのだそうだ。ペストから逃れる為なら、ヨーロッパではなくもっと遠い場所に逃げた方が安全だったろうが、財産が危機に達しそうだった彼女の家では、そこまで遠出する予算がなかった。なので暫くヴェネツィアに身を置き、予算が溜まったらアジアにでも逃げるつもりだったらしい。
 しかし、住んでみればこの水の都はなかなか居心地がよかった。
 もう暫く、一家はヴェネツィアに滞在する事になった。
 仮面舞踏会で彼を初めて見た時、レリスはすぐに声を掛けて一緒に踊った。殆どの者が茶髪である中、彼の長い漆黒の髪が目を引いた。それから舞踏会が終わってからも、彼とレリスは一緒にいた。包帯で隠れていない左目の色が、ヴェネツィア人にはとても珍しい碧い色だった事も、レリスを一層引き付けた。
 そして気が付くと、二人はいつも一緒に居て、他愛もない話をしていて、その一時が何より幸せだった。
 彼も、レリスが愛しくて仕方なかった。彼女と共にいる事が幸せだった。幼少の頃からの苦痛も、彼女といる時だけは忘れる事ができた。
 毎日が平和に、流れていた。
 その日も、彼とレリスはいつものように高台にある丘で談笑していた。しかしその会話は次第に彼の育ちの話に変わり、そして包帯で覆われた右目の話にまで上り詰めてしまった。
「ねぇ少しだけ! 一度でいいからその包帯取ってみせてよ!」
 何をする時でも巻いていた包帯に、彼女は興味本位で手を伸ばした。
「おやめ下さい! 貴女には見られたくない!」
 しかし叫んだ時には、遅かった。
 レリスが引いたところから包帯はスルスルと解けて、深紅の右目が露わになった。
 すぐに手で覆った。しかしそれでも、その深紅はレリスの瞳に、しっかりと記録されてしまった。
 一瞬の静寂。
「きゃあああああああああああぁああああああああああぁあぁぁぁぁああああ――!!」
 両手で顔を覆い、レリスは耳を劈くような金切り声をあげると、まるで化け物でも見るような目で彼を罵った。
「何!? 何なのよソレ!? まるで血じゃない!!」
「レリ――」
「見せないで!!! もうその目を私に見せないでぇ!!!!」
 怯えと軽蔑の色で睨むレリスに、彼はそれ以上何も言えなくなった。
「――っ……ごめんなさい……大丈夫よ……誰にも言わないから……」
 暫くの後、レリスはまだ震える声で、振り絞るようにそう言った。
 その時のレリスは酷く怯えていたが何も見なかった事にして、それからも彼の側に居てくれた。
 そうして二人がその出来事を忘れ、また幸せに日々を過ごし始めた頃、悲劇の足音が聞こえてきた。

 始まった、‘魔女狩り’

 教会側の資金集めの為に、何百という無実の人々が血祭りに上げられた。狙われたのは殆ど貴族や資産家。魔女裁判に掛けられた者の財産は根こそぎ協会側に取り上げられた。誰かに一度でも『魔女だ』と言われればその場で魔女だと決定する。ヴェネツィアでは特に裁判が多く、しかし鞭打ちが殆どで、処刑される者は少なかったが、それでも殺される者は実在した。鞭打ちにあっただけでも、一生消えないような傷が深く刻まれ、周りからは疎外され、家系は衰退する。それは貴族なら家の名を汚す事に他ならない。処刑は免れても、後に世間の目に耐えられず自ら命を絶つ者が後を絶たなかった。
 明日は我が身かもしれないという恐怖を、彼らも同じように、持っていた。
「ねぇ、次はきっと私の番だわ! どうしたらいい!?」
「レリス……」
「私は余所者だもの! 鞭打ちなんかで終わる筈ないわ!! 見せしめに殺すには格好の獲物だもの!!」
「そんな事ありません!! 落ち着いて!」
「私達ずっと一緒よね? 貴方は私を守ってくれるわよね?」
「勿論です! 大丈夫ですよ。貴女は大丈夫ですから……」
 毎日のように、レリスは彼に縋って泣いて、彼は己の恐怖を押し込み、彼女を宥めていた。毎日毎日、何処かで誰かの悲鳴が聞こえる。そんな悪夢のような日々が終わる時を、二人は一心に願っていた。

 しかし、それは彼らが望んでいた終わり方とは、大きく違えてしまったのだが――

 その日も彼は、レリスに会って彼女を励ます為に、街を歩いていた。
 雲で翳った路を、一つに結った長い黒髪を揺らせながら、彼は足早に進んでいく。
 今日も、レリスはいつもの場所で待っている筈。早く行って、彼女を宥めてやらなくては。できる事ならもう、自分はこれ以上彼女の涙も、叫ぶ声も聞きたくなかった。
 が――

「いやぁ!!!!」
「暴れるな魔女が!!」
「離してよ!! 離してぇ!!!!」

 聞きなれたその叫び声にはっと顔を上げると、レリスが二人の傭兵に押さえつけられていた。
 瞬間、瞳を見開いた自分と、彼女の視線がぶつかった。
「レリス!!」
 悲鳴のような声を上げ、彼は慌てて駆け出した。
 しかしその足は、吐き散らすように放たれた彼女の次の一言で、止まった。

「そいつよ! そいつが本当の魔女よ!!」

「――――え……?」
 傭兵の腕を振り払い、彼を指差して吐き出したその言葉に、硬直した。
「だってそいつ、右目が血みたいな色してるのよ!? あれが魔女でなくて何だと言うの!!」
 耳を疑った。碧い左目と、包帯の向こうの紅い右目が、一杯に開かれる。
 レリス――? そんな……まさか……
「嘘だと思うなら見てみなさいよ!! そうねあれは魔女なんてものじゃないわ! 本物の悪魔よ!! 最悪の異端者だわ!!!!」
 レリスは必死の形相で言葉を捲くし立てる。
 二人の間の、一番の秘密。それを口外したらどうなるか、双方よく解っていた。
「私は魔女が誰かを教えたわ! 私は善人よ! 魔女じゃない!!」
 そう叫ぶレリスに、彼は完全に言葉を失った。これまでの彼女との思い出が、走馬灯のように心の中を駆け抜けていく。
「見せろ!!」
「痛っ!」
 結った髪を強く引かれ、その痛みで我に返る。気がつけば、傭兵の内の一人が自分のすぐ前に立ち、髪を握りながら包帯を引きちぎるように引っ張った。
「!」
 ぞろりと解けた包帯は、そのまま投げ捨てられて石畳の上にはらはらと落ちる。そして、現れた彼の深紅の瞳に、レリスを含めたその場の三人が息を呑んだ。
 しばしの沈黙。その後、
「本……当だこの悪魔!! 両手両脚切り落としてすぐに火刑に処してくれるわ!!」
 自分の髪を掴んでいた男の方が思わず萎縮する程の剣幕でそう怒鳴り散らし、その腰に下がっていた剣を抜いた。
「っ!!」
 それに気付いた瞬間、彼は男の反対側の腰に挿してあった短剣に素早く手を伸ばし、剣が肩口に触れる寸前のところで、掴まれていた自らの髪を結び目からザックリと切り落とし、そのまま身を翻した。
「逃がすな! 追え!!」
 男が怒り露わに石畳に彼の髪を投げつけ、彼の背中を追った。そんな中、艶やかな黒髪が数本風に舞うのを見て、レリスは、ふっ、と目を細めた。

                

 ――――はぁっ、はぁっ、はぁっ……
 彼は、暗く翳った裏通りを、一人走っていた。
 いつもレリスと共に歩いたその小路を、彼は一人、走っていた。
 ヴェネツィアの地理は複雑だが、彼は幼い頃から、なるべく人とすれ違わないようにと、こういった裏通りばかり歩いていた為、その地図は全て頭の中に広がっている。
 迷路のように曲がりくねった小路を駆け抜け、時計塔の脇を通り、どんどん暗い路へと進んでいく。横を流れる水路のせせらぎが、何故だかとても寒々しい。
「……っ……はぁ……はっ……」
 もうどれくらい走っただろう。彼は壁にもたれ、肩を上下させながら荒い呼吸を繰り返す。貴族の生まれの為、普段決して走り慣れている訳ではなく、もう彼の脚は限界だった。
滴る汗を拭おうとして、初めて短剣を手に握ったままだったという事に気が付いた。
「…………レリス……」
 頬を、涙が伝った。
 信じていた。彼女を。しかし、レリスは自分の秘密を暴露した。これで捕まったが最後、自分は本当に公衆の面前で見せしめとして火刑に処されるだろう。そして家の財産は、根こそぎ教会に取り上げられるのだ。家族も、使用人も、自分に関わった者全て、自分のせいで人生が台無しになるだろう。
「…………嘘でしょう? こんな……!」
 どうして――!?

 ――――ジャリ

「!」
 背後で鳴った音に振り返れば、物思いに耽っていて気付かなかったがいつの間にか、剣を抜いた先程の二人の傭兵と、そしてランプを持ったレリスが立っていた。
「レ――」
「あんたの行きそうな路なら解るわよ。よく二人で一緒に歩いたものね」
 笑いを含んだ声で、レリスは彼をそう詰る。
「私の知らなかった裏道、沢山教えてくれたものねぇ。感謝してるわ。もうすぐ応援も来る。逃げられないわよ」
 そう言って、彼が初めて見る冷笑をその口元に浮かべた。両脇の傭兵が、ジリジリと彼に向かって歩を進める。
 彼の額に、先程とは違う汗が一筋流れた。
「あんたが捕まってくれれば、私は魔女告発者として認められる。私は助かるのよ!」
「――――!」
 その言葉を聞いた瞬間、彼はその色違いの両眼を、一杯に見開いた。彼の心の中で、これまで信じてきたモノが途端に色を失くして、酷く大きな音を立てて落ちていく。
 生温かい風が、汗の浮いた肌を、短くなった黒髪を嬲る。
「私を守ってくれるって言ったじゃない。本望でしょう?」
 心から嬉しそうに微笑んで悪魔のような言葉を吐いたレリスに、彼はその時、ようやく確信した。

 貴女は私を――売ったのですね………

 深紅の瞳から、また、涙の雫が零れ落ちた。
 愛していたのは、私だけだったのですね――
 そう心内で呟いたのと同時に、一人の傭兵が自分に向かって突進してきた。
 その時の彼の理性は、もはやそれ以上を思考する事を拒絶していた。無心。そう表現するに最も適した状態だっただろう。
 男は剣を大きく振りかぶり、彼に向けて振り下ろした。
 その様を目に映した彼の、真っ白だった頭の中に瞬間、ある言葉がハッキリと浮かび上がった。
「なっ!?」
 刹那、彼は手にしていた短剣で、男の剣を受けていた。

 “裏切られた”

 頭に浮かんだそのたった一言が、彼の神経に、理性に火を点けた。
「うああああぁぁぁぁあああぁぁあああぁあああぁぁああああぁ!!!!!!!!!!!!」
 何も、思考はしていなかった。
 気が付けば、彼はその剣を捌き、男の胸に根元まで深々と短剣を刺していた。
 その光景に、レリスは瞳を見開いた。
「かはっ……!」
 小さく息を吐いたその音に応えるように短剣を引き抜くと、温かい血が彼の手に、服に、頬にかかった。
 男はそのまま、酷く大きな音を立てて倒れこみ、石畳に血溜まりを広げる。心臓を一突き。ほぼ即死だった。 
「貴……様ぁ!!!!」
 もう一人の傭兵が怒りと恐怖の入り混じったような声で怒鳴りながら向かってくると、彼はそれを返す刃で切り返し、頚動脈を深く切り裂いた。
 ぎゃっ、という耳障りな断末魔と共に鮮血がほとばしり、また彼の服を汚した。
 先程の男に折り重なるようにして倒れたのを最後に、小路に静寂が降りる。
 溢れる血は水路に流れ込み、赤い帯を引いていく。風が、立ち込めた血気をかき乱した。
「…………………」
 ぼうっと水路に目をやると、ランプの薄明かりの中、白い頬を血で染めた自分の顔が目に映った。長い前髪の奥で、深紅の右目が覗いている。
 ああ、本当にこの目は血の色をしているのだな……
 血塗れの小路に佇む中で、彼はぼんやりとそんな事を考えていた。水面に映る、自分の顔。空色の右目と、顔に付着した液体と同じ色の右目。彼はただ、無心だった。血に塗れた短剣を握ったまま、ぼうっと水面を眺めている。
「………!」
 水鏡に映る自分の顔を、溢れる涙が零れていた。
 何故こんなにも涙が溢れるのか、解らなかったし考えようともしなかった。ただ温かな雫が止めどもなく零れ続け、頬にかかった血を流していく。
 こんなに涙を流したのは何年振りだろう? 疑問に思ったが、その思考もすぐに停止する。涙を拭おうともせず、彼はただ立ち尽くしていた。
 じゃり、と音を立てて、レリスが自分の前に立つ。彼が虚ろな瞳を彼女に向けると、レリスは恐怖と憂いと、そして何かを決心したような表情を浮かべ、彼を見上げていた。
「…………」
 彼女は黙って、彼の血に濡れてまだ短剣を握ったままの手を取った。赤い血が、彼女の白い手を汚す。
 そして次の瞬間、レリスは、彼が全く予想していなかった事を、した。
「!!!!!!」

 レリスは彼の短剣を握る手を強く引いて、自らの胸を貫いた。

「……レリス………?」
 瞳を見開き、硬直する。
 ズルリ、と短剣を引き抜くと、新たに噴き出した鮮血が涙で洗い流された彼の顔を、再び汚した。
 レリスは彼の手を握ったまま、ふらりとよろける。口の端を、赤い雫が筋を引いた。
「…………め……ね………」
 切れ切れに聞こえた言葉に息を呑むと、レリスは苦し紛れに顔を上げた。瞬間、彼女の瞳から、ぽろりと、涙が零れた。
 その表情は、彼がこれまで見てきた中で最も悲しく、最も痛々しい微笑だった。

「――――ごめんね…………」

 微かな、木々の騒めきや水路のせせらぎにさえ掻き消されてしまいそうなほど微かな声で、レリスは最期の力を振り絞ってそう言い遺した。
 そしてそのまま、彼女の体は崩れるように石畳の上に、落ちた。
「レリス……!!!!!!」

 私は――――

              
 
「私は、人を殺しました」
 しん、と静まり返った部屋の中で、ジズはそう、言葉を紡いだ。
「三人もの……咎無き命を………」
 そこまで語り終えるのに、どのくらい時間が経ったのか解らない。ただ黙って話を聞いていたアッシュには、もう時間の感覚など無くなっていた。ただ、窓の外では日が少し傾きかけていたので、どうやら午後になったようだった。
 ジズは、ふっ、と笑った後、
「本当に――‘悪魔’ですね……」
 そう呟いて、自身の終焉劇の続きを、語り繋げる。

 レリスは、日頃から自慢にしていた美しい金色の髪を血に浸し、壊れた人形のようにその場に朽ちていた。三体の肉の塊から溢れた血が、ランプに照らされて、ぬらりと光っている。
 彼女を貫いた感触が手に残るまま、彼はただ涙を流してその遺体を見つめるほか無かった。何故、このような事になってしまったのか、解らなかった。
 レリスは、自分を売った。そして彼女は、その事を詫びた。
 それだけで充分だった。
 自分を売った事を悪かったと思ってくれたのなら、完全に自分を裏切った訳ではなかったのなら、彼は微笑んでレリスを許したのだ。そしてその通りだった。ならば自分は彼女を許し、そのままの足で火刑場に向かった筈だ。自分が死ねば彼女が助かると言うのなら、彼は喜んで自らを犠牲にした。
 なのに、この光景は何だ?
 何故自分が最も愛した人が、今自分の眼前で斃れているのだ?
 彼女を殺したのは――自分だ。
 これは、第三者が見るなら自殺だと言うだろう。しかし、自分が殺したも同然だ。彼の中には、三人の人間を殺したという罪悪のみが留まる事なく湧き出している。
 堪え、きれなかった。
 今の自分を、一体誰が止める事が出来るのだろう。体は恐怖で震え、しかし脚には棒が入ったように動かない。
「――――!」
 遠くから、複数の足音と、怒鳴り声が聞こえた。

『もうすぐ応援も来る。逃げられないわよ』

 レリスのその言葉が、頭の中で反芻される。
 そうか――応援か……
 心内でそう呟いて、彼は少しほっとした。彼らに捕まれば、自分は有無を言わさず、三人を殺した殺人犯だ。死刑を免れる事は有り得ないだろう。しかもこの右目を見れば、魔女としても処罰される事だろう。どうあっても、自分の死は確定していた。
 しかしふと、家系の事が頭を過ぎった。
 魔女として処罰されれば、家の財産は根こそぎ取り上げられ、家族も使用人も路頭に迷う。もしかしたら、両親は自分の事を苦に自殺するかもしれない。それはやはり、自分のせいだ――
「…………っ」
 また、恐怖が湧き出してきた。
 短剣を握る手に、力が篭る。
 そして、赤黒く汚れたその刃を見つめた。その虚ろな瞳から、また、涙が一筋零れ落ちる。
 あんな薄汚い連中に、財産の全てを取られるくらいなら……

 これ以上の、命を奪うくらいなら――

 そして彼は、三人の人間を殺した短剣で、自らの喉を、貫いた。

            

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